ほころぶ、光り輝くマンションは美しいのか

▽ツイッターで大きな反響を呼んでいる写真がある。当然私の写真ではないし、私が撮ろうとは思わない写真だ。山の中腹にマンションが立ち並び、夜の闇がその部屋の一つ一つの明かりを際立たせ、眩き輝かせていてる。それがまるでイルミネーションのようで美しく見えるらしい。 まいどなニュースさんで、住宅シリーズをご紹介頂きました。https://t.co/dwJTK8TyrY— 小林哲朗 写真家 (@kobateck) October 29, 2020 工場、ジャンクション、軍艦島、巨大な地下空間や建築というのは人気がある。確かに私も目の前にしたらカメラのシャッターを切るかもしれない。けれど、それが美して愛すべき光景なのかは別問題だ。このマンション群の写真をよく考えてみよう。 山の中腹、斜面に建てられているとしたら森を切り開いたと思われる。春にはみずみずしい新緑が覆い、夏場は暑さをしのげる憩いの場所になり、秋には紅葉で色とりどりに染まり、冬枯れの寂しさもまた叙情的でいい。その四季折々の豊かな姿を見せる自然を破壊して作られた人工的な建造物を美しいと言えるのだろうか。沢山の動植物の住処を奪ったことも罪深い。 日本は人口減少社会に入り、空き家も800万戸以上あると言われている。それなのに自然を破壊してまで住宅を作る必要なんてあるはずがない。森林伐採で作られた住宅地は元の姿に戻したっていいくらいだ。昨日のブログで書いたように温室効果ガスの実質ゼロを目指すには温室効果ガスの吸収効…

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林点描、温室効果ガス実質ゼロへ

▽菅首相が所信表明演説の中で二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにするという目標を表明した。これは歓迎すべき方針ではあるけど、実質ゼロというのが今ひとつ要領を得ない。何かのキャンペーンのポイント還元で実質無料という謳い文句が頭に浮かぶ。果たして得なのかそうでないのか。そのポイントで元から必要だったものを買えば得なのだろうけど、いらないものをポイントの期限があるからと買ってしまってはどこか損したような気がする。 実質ゼロというのは要するに森林や海などが温室効果ガスを吸収する量を越えて経済活動の中で排出しないということだ。これは実現可能な目標なのかどうか考えてみる。まず、2050年までに実質ゼロということなので達成は30年も先のことだ。その時は菅首相はこの世にいない可能性が高いのでどこか無責任に感じてしまう。しっかりと道筋をつけて後進に譲ってくれるのなら文句はないが、官房長官時代からの発言を鑑みると信用に値するかは判断しがたい。学術会議の任命問題もはっきりとしない答弁を繰り返している。 2018年の日本の温室効果ガスの排出量は12億4000万トン。ガスをトンという数字で言われてもピンとこないけど、世界の国の中で5番目に多い数字だ。日本は環境技術が優れているとは喧伝しても温室効果ガスを多く排出していることに変わりはない。この排出量を2050年にゼロにするという話ではなく吸収量まで抑えるのが目標だ。日本の国土は森林が7割近くもあるので吸収量もきっと多い。 …

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武蔵野点描、雑記

▽普段スーパーカブに乗っているのだけど、アクシデントが発生した。いつものように畑に行こうとしたらベタベタベタと何か引っ張られて重い。後ろのタイヤを見てみると、完全に空気が抜けてしまっている。パンクだ。これでこの日の畑作業はお預け。タイミングの悪いことに近所のバイク屋は定休日なのだ。それにしても私の家は所沢駅からは歩いて30分の田舎なのだけど、バイク屋が存在してくれるのはとても助かる。国道バイパスが最近開通して多少交通量は増えたけど、なんでこんな場所にあるのか不思議でちゃんと利益を出しているのか心配になってしまう。 そういえば近所に小さな自転車屋があったけどすべてなくなってしまった。それだけではなく、駄菓子屋も商店も文房具屋も米屋も食堂も中華料理屋も焼き鳥屋も飲み屋も。子供の頃にあった小さなお店はほとんど残っていない。寂しいものです。片側二車線のバイパスも町並みを劇的に変えてしまった。移動するには便利になったけど、何か大切なものを失ってしまった気がする。けど、今の風景が既に故郷の当たり前の姿になっている世代は多い。センチメンタルな気持ちになっているのは私だけだ。 話がずれまくっているけど、スーパーカブのパンクの原因は完全に私に原因があるらしい。空気が抜けている状態で走っていたようで、バルブの付け根が裂けてしまっていた。こんなことはちゃんとチェックをしていれば避けられることなので反省している。おかげでチューブ交換で4400円の出費。ついでにオイル交換を1年くらいしていないのでついで…

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ほころぶ、屋上にメガソーラーを

▽度々触れている飯能のメガソーラー発電所計画。わざわざ木々を伐採してまで作る必要があるのか。テレビで特集されて地域以外の人にも共有され、反応を見ているとやはり否定的な意見が多いように思う。日本、いや、世界的に電力の構成を考え直す時期に来ているのは多くの人と共有できるはずだ。それは地球環境を守り、我々人間やあらゆる動植物の生命を守ることに繋がる。とはいえ、現在の電力を再生可能エネルギーである太陽光発電で補うとしたら単純に考えると土地が足りない。 長崎県の日本ベネックス 国内初「ノンファーム型」メガソーラー稼働 千葉で | 2020/10/26 - 長崎新聞#メガソーラー #日本ベネックス #国内初https://t.co/fbbxLvAcaY— 長崎新聞 (@nagasaki_np) October 27, 2020 答えの1つがこれだ。何も地面にソーラーパネルを敷き詰める必要はない。田んぼや畑の上に設置する事例も聞くけど、日本には建物が沢山ある。工場、倉庫、物流施設、学校、公共施設、アミューズメント施設の屋上などなど、あまり利用されていないのではないか。日本ベネックスが稼働させたメガソーラーは千葉県の物流施設の屋上。建物が約11万平方メートルということですべてを利用していないとしてもかなりの規模だ。11万平方メートルということは冒頭の飯能でのメガソーラーと規模的にまったく変わらない。しかも伐採するのは17万平方メートルの森林だ。こうした施設の屋上を利用すれば森林伐採な…

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空点描、ツイッターを思う

▽ツイッターを積極的に利用しようかと考えている。先日記事にした飯能のメガソーラー、サッカー場建設計画などの情報を得るにはツイッターが1番早くていい。それに同じような関心を持っている人と簡単につながることができる。そんなことは始めたころから当たり前に知っていることなのだけど、SNSはツイッターしか利用していないので有効活用できるならそうしたい。やっぱりブログの更新通知と、いつもの人に「いいね」を押していくだけではまんねりになってしまう。昨日書いた有名人になりすました詐欺の話もツイッターで見つけたことだ。 そんなツイッターは世界中の多くの人が利用している。旬な情報を得るにも適しているし、多くの世界中の人と繋がることができ、災害時にも安否確認や危険な場所を確認したり大きな役割を果たしてきた。同時に、本当かどうか分からない情報で溢れ、多くの混乱も招いている。目を背けたくなるような暴言、不毛な罵詈雑言の応酬もうんざりだ。毒にもなれば薬にもなるというのはなかなかに悩ましい。 「リツイート」と「いいね」はクリック1つで出来ていたけれど、この何気ないアクションも大きな問題になる可能性がある。もしフェイク情報、フェイクニュースをリツイートしてしまえばデマを拡散することになってしまう。いいねであっても、いいねをした人のフォロワーにそれが通知されるので拡散に繋がり、いいねをした政治家を訴えるような事例もある。ツイッター社はこのワンクリックでのリツイートをワンクッションおく仕様に変更をした。といいつつ…

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