ほころぶ、ジーンズの生産に大量の水?

▽以前、エコバッグについて書いたのだけど、レジ袋の有料化が始まって環境への意識は少しずつ高まってきていると思う。レジ袋有料化には意味がないと言う人がいるけれど、環境意識が高まったのなら成功だ。それに例え数%の削減効果であろうと意味がある。今後はペットボトルや容器、包装なども規制の対象になってくるかもしれない。いや、そうすべきだろう。最初は面倒でもマイボトルやマイ容器に慣れればいいだけの話だし、少し前の時代に当たり前にされていたことに戻るだけだ。 気を付けたいのはマイバッグであれば環境に負担をかけないというわけではない。プラスチックで作られたものならやはり負荷は少なからずかかっているし、いくつも持っていればレジ袋より環境に悪い可能性がある。それに綿などの自然素材ならいいのかというと、そうとも限らない。 格安ジーンズ、9ヵ国を旅して届く。 大量の農薬、過酷な労働、砂漠化する湖……他国に押しつける「本当のコスト」 https://blogos.com/article/496450/ これはジーンズの話だけど、原料は綿なのでエコバッグにもTシャツにもタオルにも寝具にもカーテンにも同じことが言える。綿は野菜などと同じように農地で栽培されていて、当然広い土地がいるし、農薬や水も必要だ。大量の水が必要というのは知っていたのだけど、記事には具体的な数字が書かれている。一本のジーンズを作るのに8千リットルの水が必要ということなのだけど、ものすごい量だ。日本に暮らしていると水は無限にあるよ…

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武蔵野点描、映画界にも多様性が必要?

▽鬼滅の刃の映画が記録的なヒットになっていて世間は騒がしい。私としては興味がないので映画館に足を運ぶことはないと思う。テレビもないし、原作も読んでいないので当然なのだけど、これではキメハラされそうだ。見たくないものは見たくないのです。それに、ブームになって多くの人が飛びつくのはいかがなものかと思っている。鬼滅の刃と同時期に公開した映画の中でも素晴らしい作品はあるかもしれない。 11月13日に公開された「プラスチックの海」という作品は重要な作品なので是非多くの人に見てもらいたいものです。けど、全国各地の劇場で広く公開されることはないと思われる。これは鬼滅の刃の煽りを食っているわけではないだろうけど、観客を集めて多くの収益が期待できる作品ばかりを劇場は扱うというのも何かつまらない。鬼滅の刃が人気なのは経済効果があるのだろうけど、他の作品の観客を奪ってしまっているならそれは問題だ。生物多様性の重要性が叫ばれて久しいけど、産業にも当てはまるかもしれない。 宮崎駿、『鬼滅の刃』大ヒットは「僕には関係ないこと」複雑な胸中を明かした https://blogos.com/article/496605/?p=1 マスコミが叩かれるというか信用されないのはこんな記事を書いているからだ。FLASHなのでスクープ的なゴシップがお得意なのだろう。宮崎駿さんが鬼滅の刃にどう思っているのかなんて知りたくはない。記者は宮崎駿さんがテレビやマンガ、映画を見るような生活を送っているとでも思っているのだろ…

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10月の空

毎日起きたらベランダに出て空に向けてシャッターを切る。ただのルーチンワークになっているけど10年くらい続けてきた。何かの表現なのか、作品なのかと問われても、特に意味はなく何も考えていない。けれど、そのうち何か見いだせるのではないかと撮り続けてきた。 同じように見えて1つとして同じ空はない。日々の生活の中で空を見上げる時間を作りたい、そんな思いもあるけど、1番しっくりきているのは空が普遍ということだ。確かに、同じ空はないとも思うのだけど、10年前、100年前も変わらずに我々は空を見上げている。この考え方は私が雑木林や武蔵野を撮ることとそれほど変わらない。 近所の雑木林を歩いていた時にふいに思った。ご先祖様もこの雑木林の中を歩き、同じ風景を見ていたんだなと。町並みは5年、10年という歳月でも随分変わってしまうものだけど、自然というのはあまり変化がない。まあ、正確には自然というのも随分変わっていて同じ景色ではないのだろうけど、古風な家が近代的な家に変わるのとはまるで違う。そう思うと雑木林がより大切な存在になり、ただの気軽な被写体ではなくなった。 武蔵野というのも昔からその風景は様々に語られてきた。見渡す限りの野、というのは現代の武蔵野からはまったく想像できない。けれど、野はないけど畑や田んぼ、川など広々とした気持ちのいい場所はある。それも正確には武蔵野の原風景ではないのだけど、現在地の武蔵野であることに変わりはない。そして願わくばこの景色は残り続けてほしいと思って写真を撮ってい…

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