林点描、死を考える

▽このブログでも触れたけど、難病患者の嘱託殺人をきっかけに安楽死や尊厳死の議論が始まることに否定的な意見をちらほら聞く。私がよく聞いているラジオ番組のパーソナリティがそういうので、私の感覚がおかしいような気がしてくる。けれど、議論することがダメというのはよく分からない。現実に安楽死や尊厳死が必要だと思っている人は多いという調査結果もある。倫理的にダメだとしても議論することで理解が深まるのだから悪いことはない。まずは何が安楽死で、何が尊厳死かくらいの認識は広まっていいと思う。 死ねない時代の哲学 (文春新書)著者 : 村上陽一郎文藝春秋発売日 : 2020-02-20ブクログでレビューを見る» 嘱託殺人が大きな話題になると同時にちょうど読み始めていたのがこの本。元々死に対して関心が強いので考えは深めていきたい。この本は安楽死、尊厳死に多く触れている。けれど、簡単にどこからどこを線引して結論が出せるわけではないし明示もしていない。国際的な動きだけでなく、日本人の民族性も大事だ。世界的に廃止に向かっている死刑を支持する国民性が安楽死、尊厳死をどうジャッジするのかはとても興味がある。著者のいう死ねない時代というのはどこかチグハグな社会だ。ただただ、一日でも長く生きることが本当に幸せなのかも考えたい。 お待たせしました!何年もリサーチして、たくさんの人の協力を仰ぎながら、やっと形になりました!遺書動画サービスの「ITAKOTO」が本日より配信大切な人を想いながら、あなたがこの世に&qu…

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武蔵野点描、撮影日誌

▽ようやく梅雨が明けて、晴れの日がやってきた。林の写真なら天気は問わないのだけど、武蔵野の写真は晴れ、それも雲が少しあるほうがいい。理由は特にないというか、画的に見栄えがいいからというのは面白くないけど、写真としては大事なことだ。例外は雪景色くらいか。雨雲から雷が落ちる瞬間も撮ってみたいけど、なかなか難しい。ダイナミックな朝日や夕陽も。 いや、やはり晴れの写真だけでいい気がする。武蔵野の写真といっても決まった場所を何度も、何年も撮っているだけだ。そこに晴れ、曇、雨、雪、夜、といった背景がごちゃまぜだと絵が違って見えてきてしまう。10年前と今の写真、なるべく同じように見えるようにしたい。今の武蔵野の風景の再定義というと大げさだけど、原風景的な武蔵野はほとんど失われてしまった。おそらくは今ある畑、田んぼ、川などは大きな変化はないと思っている。といってもそれも確証はないので、私が生きている間くらいは撮っておきたい。それが武蔵野の現在地になると信じて。 話がよく分からなくなってきたけど、今回は川越の田んぼを撮りに行ってきた。梅雨の間は訪れていなかったようで、稲は随分と成長している。次は一面が緑色から黄金色に変わる頃だろうか。忘れずにこよう。 帰りに自分の畑により、少し草むしり。この日は今年一番の暑さということだった。久しぶりのくらっとする感覚、肌を焼く太陽の光。夏ですね。

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ほころぶ、香港に思う

▽香港が大変なことになっている。といっても何が起こっているか正確なことは知らない。なんとなくな理解だと、香港が自由を失いつつあり、中国の完全なる管理下に置かれようとしている、ということだろうか。かつてのイギリス領だったときの香港は民主主義下でとても自由な地域だった。実際に足を運んだことはないのだけど、ジャッキーチェンなどの映画で描かれる香港は政治的な抑圧などとは無縁に見える。1997年にイギリスから中国に返還されてからしばらくは何も変わらないようだったけど、ここにきて弾圧と呼べるほど中国政府の姿勢が鮮明化してきた。アメリカなどは中国政府の対応を激しく非難しているけど、民主主義国家であるなら看過できない事態なのかもしれない。 とはいえ、香港の自治は返還から50年という期限付きのものだ。いずれは完全に中国に飲み込まれる。それが早まっただけと考えてしまうのは、やはり中国ならそのくらいすると思っているからだろう。チベットやウイグル、南沙諸島の横暴を鑑みれば納得だ。だからといって日本を含めた国際社会はだんまりを決め込んでいいものではない。 中国から逃れる5万人の香港市民のために…不動産王がアイルランドに新都市建設を提案 https://www.businessinsider.jp/post-217541 香港から逃れようと考えている人はきっと多いはずだ。民主主義から社会主義に変わるのはとても大きなインパクトがある。私は社会主義が完全に時代錯誤で民主主義と比べて明らかに劣っているとは思…

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