ほころぶ、ジーンズの生産に大量の水?

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▽以前、エコバッグについて書いたのだけど、レジ袋の有料化が始まって環境への意識は少しずつ高まってきていると思う。レジ袋有料化には意味がないと言う人がいるけれど、環境意識が高まったのなら成功だ。それに例え数%の削減効果であろうと意味がある。今後はペットボトルや容器、包装なども規制の対象になってくるかもしれない。いや、そうすべきだろう。最初は面倒でもマイボトルやマイ容器に慣れればいいだけの話だし、少し前の時代に当たり前にされていたことに戻るだけだ。

気を付けたいのはマイバッグであれば環境に負担をかけないというわけではない。プラスチックで作られたものならやはり負荷は少なからずかかっているし、いくつも持っていればレジ袋より環境に悪い可能性がある。それに綿などの自然素材ならいいのかというと、そうとも限らない。

格安ジーンズ、9ヵ国を旅して届く。 大量の農薬、過酷な労働、砂漠化する湖……他国に押しつける「本当のコスト」
https://blogos.com/article/496450/

これはジーンズの話だけど、原料は綿なのでエコバッグにもTシャツにもタオルにも寝具にもカーテンにも同じことが言える。綿は野菜などと同じように農地で栽培されていて、当然広い土地がいるし、農薬や水も必要だ。大量の水が必要というのは知っていたのだけど、記事には具体的な数字が書かれている。一本のジーンズを作るのに8千リットルの水が必要ということなのだけど、ものすごい量だ。日本に暮らしていると水は無限にあるような感覚になっているけど、日本で消費される被服を日本で生産したらあっという間に水不足に陥る。これから水を巡って戦争になるなんて言われているくらいなので過剰な水使用は避けなければいけない。我々の過剰な経済活動は世界4位の面積を誇った湖を干上がらせてしまったのだ。

といって、この事実を知って何をすればいいのだろう。我々人間は服を着なければ生活ができない。冒頭で書いたようにエコバッグと同じで無駄に持ちすぎず、丁寧に長く使うということだろうか。新しく購入する場合は環境に配慮している商品を選択する、もしくは古着。今現在この世界にある服だけで全人類は何年も過ごせるような気がする。服だけに限らず、食品においても安く気軽に買えるけれど、その裏には環境破壊、それに児童労働や搾取の構造が隠れているかもしれない。