武蔵野点描、プラスチックの砂利はベストなのか

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▽プラスチックをどう扱っていくかはこれからの社会で大きな課題になってきている。あまりにも便利で安価なので現状では代替品がない。色々と開発はされているけれど、おそらく同レベルのコストで代替品は作れないのではないか。植物由来のプラスチックが普及したとしても、その原料の植物の調達手段が問題だ。森を切り開いたり、食糧生産が減ってしまっては意味がない。加工段階でも相当なエネルギーが必要だろう。植物由来のプラスチックは環境にいいとは限らないのだ。結論を言えばプラスチックの利用は控えるのがベストだといえる。

とはいえ、現状ではプラスチックを完全に排除するのは難しい。いくら環境に悪いといってもあまりにも我々の社会に浸透しすぎている。そこで3Rと呼ばれるリデュース、リユース、リサイクルという取り組みが重要だ。リデュースは先に書いたように利用を抑えること、リユースは使い捨てにせず何度も利用する、リサイクルは資源に戻して再利用すること。さて、どれが1番社会にとっていいだろう。

ゴミが泥棒の嫌がる商品に生まれ変わる…工場から出る廃プラスチックで『防犯砂利』 30色展開し好評
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20201104_146504

この記事では愛知県の自動車メーカーの廃プラスチックの再利用が紹介されている。工場では製品の製造過程で一ヶ月で2.5トンもの廃プラスチックが発生してしまうそうで、それを有効活用したのがプラスチックの砂利。実物の石のように加工し、カラフルに着色した製品が好評らしい。これは無駄なく原材料を使用しているのでリデュースといえる。

ただ、本当に環境にいいかは判断しがたい。最近のプラスチック問題でクローズアップされているのは、細かく削られてマイクロプラスチック化し、それが海に流れて海洋汚染に繋がっているという事実だ。この砂利は水に沈むそうだけど地面に敷けば散逸することは想像できるし、足で踏めば削れてマイクロプラスチックになる。違う製品を開発したほうがいいような気がするのは私だけだろうか。