武蔵野点描、せまい日本そんなに急いでどこへ行く

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▽「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」という標語は最近あまり聞かないような気がするけど多くの人が知っているのではなかろうか。東京新聞のコラムで久しぶりに目にした。この標語は1973年に賞を受けたそうなので、もう50年近くも前のことだ。これは交通安全年間スローガンの標語なのだけど、現代社会においてもそれほど急ぐ必要はないんじゃないかと感じることがいくつもある。

一つはリニア中央新幹線。JR東海が2027年開業を目指して整備されている。東京と大阪を結ぶ438キロもの距離を整備するには当然莫大なエネルギー、資源、自然破壊が避けて通れない。しかも505キロという最高速度で走るのだから電力消費も莫大だろう。航空機や自動車よりは二酸化炭素排出量は少ないようだけど、それなら電車でのんびり移動したっていいように思える。新型コロナウイルスの影響がいつまで続くか分からないけれど、人々の移動は将来的にも抑えられるのではなかろうか。テレワークやオンライン○○も普及してきたわけだし、まさにそんなに急いでどこへ行くのかという言葉がふさわしい時代になってきた。

11月1日の東京新聞の社説の中で「グリーンスローモビリティ」という取り組みが紹介されている。これは何かというと、時速20㎞未満で公道を走る4人乗り以上の電動パブリックモビリティ、ということらしい。イメージとしてはゴルフ場のカートが街を走る感じだろうか。これが自動運転で実現できれば地域の足として大いに期待できる。長距離の移動には不向きなので、将来的にはある程度まとまって住んでもらうことは必須かもしれない。のんびりで問題ないですね。