ほころぶ、香港に思う

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▽香港が大変なことになっている。といっても何が起こっているか正確なことは知らない。なんとなくな理解だと、香港が自由を失いつつあり、中国の完全なる管理下に置かれようとしている、ということだろうか。かつてのイギリス領だったときの香港は民主主義下でとても自由な地域だった。実際に足を運んだことはないのだけど、ジャッキーチェンなどの映画で描かれる香港は政治的な抑圧などとは無縁に見える。1997年にイギリスから中国に返還されてからしばらくは何も変わらないようだったけど、ここにきて弾圧と呼べるほど中国政府の姿勢が鮮明化してきた。アメリカなどは中国政府の対応を激しく非難しているけど、民主主義国家であるなら看過できない事態なのかもしれない。

とはいえ、香港の自治は返還から50年という期限付きのものだ。いずれは完全に中国に飲み込まれる。それが早まっただけと考えてしまうのは、やはり中国ならそのくらいすると思っているからだろう。チベットやウイグル、南沙諸島の横暴を鑑みれば納得だ。だからといって日本を含めた国際社会はだんまりを決め込んでいいものではない。

中国から逃れる5万人の香港市民のために…不動産王がアイルランドに新都市建設を提案
https://www.businessinsider.jp/post-217541

香港から逃れようと考えている人はきっと多いはずだ。民主主義から社会主義に変わるのはとても大きなインパクトがある。私は社会主義が完全に時代錯誤で民主主義と比べて明らかに劣っているとは思わない。とはいえ、やはり中国に支配されるというのは普通の民主主義国で暮らす人間としては受け入れ難いものだ。

香港は小さい面積でありながら非常に経済的に豊かな地域で、優秀な企業、人材が多い。記事ではアイルランドへの集団移住計画があったようだけど、経緯は分からないが却下されている。イギリスとオーストラリアは特別な規則を制定し受け入れ体制を整えているらしい。日本であっても香港人を受け入れるメリットはある。優秀な人材が集まる都市が出来れば周辺地域が大いに活気づくかもしれない。人口が減少している社会でもあるので移民を受け入れるにはいいタイミングではなかろうか。いずれにしても、香港の人々に平穏が訪れることを願うばかりです。