ほころぶ、京都アニメーション放火事件に思う

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▽京都アニメーションの第1スタジオが放火されて36人もの死者が出たのはいつだっただろう。すごい前な気もするし、つい最近な気もする。2019年7月18日にこの事件は起きた。36人もの人が殺害されるというのは日本史に残るほど残忍で凄惨な事件だと思う。これほどの死者数は航空機の墜落や福知山の脱線事故くらいしか頭に浮かばない。地下鉄サリン事件でさえ死者数は16人だ。海外であれば銃乱射事件は聞くけど、銃がなくてもこれほどの大量殺人ができてしまうのは衝撃だった。アニメファンであったならもっと大きな衝撃を受けただろう。

この事件を起こした青葉真司容疑者が逮捕された。今更逮捕ということが不思議なのだけど、青葉容疑者も重度のやけどを負い入院していたからだそう。大がかりな皮膚移植を何度も行い、現在も一人では歩けない状態で食事も介助が必要ではあるけど、取り調べが可能と判断された。

36人を殺害し、33人に重軽傷を追わせた犯人はおそらく死刑になる。私は死刑制度には反対なので妥当とは思わない。心優しい人間ではないので死ぬまで強制労働でもいいのではないかと思ってしまう。死ぬほどキツイ労働をさせるというわけではなく、寿命まで働かせるという意味。重い病気にでもなったら寿命ということでそのまま安らかに眠っていただく。残酷な気がしないでもない。

青葉容疑者の取り調べをして、裁判で死刑の判決を下してもおそらく反省も心からの謝罪もしないのではないか。犯行の動機も自作の小説を盗まれたと主張、妄信し、多くの人を殺害するためにガソリンを使った。あまりにも身勝手で救いようがない。

36人も殺害し、死刑に処されるのは確実なのに、医療スタッフによって懸命に生かされている。治療せず死なせたとしても誰も文句は言わないはずだ。それは人道的ではないと言われそうだけど、治療した上で死刑にすることもなかなか残酷な気がする。望むことは悔い改めることだけど、誰が何をすればその心を引き出せるのだろう。