武蔵野点描、図書館の新型コロナウイルス対策は椅子の撤去だった

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▽所沢の図書館は開館しているのか。いろいろな場所で新型コロナウイルスの感染を抑えようとしているので、図書館の閉館も考えられなくはない。隣り合わせの席は割と密着するし、多くの人が訪れ、本に触れる。映画館の閉館やスポーツの無観客、私の写真を展示する予定だった美術館も閉館しているので、本当に感染の拡大を防ぐならしばらく閉館したほうがいいかもしれない。

所沢の図書館は通常通り開館していた。本を返却し、新しく借りる本を選ぶ。図書館にくるといつも少し雑誌を読む。新鮮な情報はウェブで拾っているので雑誌を買うことはない。文春や新潮やゴシップ誌のような雑誌にどれだけ情報源としての意味があるのか。正直軽蔑している。骨太のジャーナリズムは今の時代には生き延びるのは大変なのだろう。ほとんど見かけない。かつてはデイズジャパンが日本においては骨があると思っていたけど、結局あんなことになってしまった。私が素晴らしいと思うのはナショナルジオグラフィックくらい。自然環境系だけではなく、様々な社会問題を丁寧に取材していて、しかも美しい写真と優れたデザインは他に類をみない唯一無二の雑誌といえる。

そんなことはいいとして、図書館で読む雑誌は文藝春秋。ナショナルジオグラフィックとはまるで違うけどいい記事はある。文藝春秋はかなり右寄りなイメージだけど一つ一つの記事に手抜きはない。腰を据えてじっくり読もうかと思ったら、なんと図書館の椅子が撤去されていた。これも新型コロナウイルス対策なのだろうけど、なかなか斬新である。所沢の図書館はすべてこのような対応をしているらしい。それでもご老人達はテーブルに新聞を広げ立ち読みをしていた。文藝春秋を立ち読みするのも気が引けたので、本を数冊借りて図書館を後にした。ゆっくり座って読める日が早く訪れることを願います。