空点描、伊方原発の差し止めから考える

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▽新聞各社が社説で18日、伊方原発の差し止めについて書いている。

(読)伊方差し止め 司法はどこまで判断するのか
(朝)伊方差し止め 原発の安全を問い直す
(每)伊方原発再び差し止め 安全審査への重い警告だ
(産)伊方原発停止 高裁の迷走が止まらない

愛媛県の四国電力伊方原発3号機の運転再開を広島高裁が差し止める仮処分を決定した。山口県内の住民が定期検査のために停止中の伊方原子力発電所3号機の運転差し止めを求めている。伊方原発は愛媛県にあって、四国電力の管轄なのに山口県?と思うけど愛媛県から海を挟んであるのが山口県。福島第一原発の例から分かるように、もしも原発で事故が起こったら広範囲に影響が出てしまう。本当に安全なのかは近県の住民にしてみたら最重要事項だ。

伊方原発が安全なのか、判断は分かれている。2016年8月12日に安全審査を通過し伊方原発3号機は再稼働した。その後運転停止を求める訴えを松山地裁は却下、大分地裁と高松高裁も運転を認め、広島地裁は訴えを退け、広島高裁は運転を認めた後に差し止めを決定。調べながら書いているのだけど、ややこしくて理解が難しい。

新聞社の社説ははっきりと意見が別れている。原発に賛成なのか反対なのか。これは政権との距離感だったり、右なのか左なのかということも無関係ではない。読売と産経は今回の決定に反発し、朝日と毎日は妥当だとする。どの判断が正しいのかまるで分からない。

先日、小難しくてほとんど理解出来なかったのだけど経済について書かれた本を読んだ。財政赤字をどうしたらなくせるかという話で、日本を含めて多くの国の政府は負債を抱えている。税金を増やす、金融政策を実施する、公共投資を増やすなどいろいろ各国取り組んでいるけど、その本では歳出を減らすことだと言う。完璧にうまくいく政策などありはしないのだから、倹約に努めることがベストなのかもしれない。

これを電力に当てはめてみると、あまり使わないようにすれば何かあれば破滅的な被害をもたらすような原発を使用しなくて済む。自宅に設置した太陽光発電や、バイオマスや地熱発電など地域で賄っていけるくらいの電力なら大規模な設備はいらない。経済や現代的な暮らしを考えると転換するのは簡単ではないのだろうけど、原発ではなく火力発電ならいいというのは環境問題を考えるとこれからの時代はアウトだ。原発が100%安全なら火力よりいいとは思うのだけど、ありえない話だろう。