草点描、これからの医療を考える

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▽2020年度の医療報酬の改定が決まり、読売新聞と東京新聞が社説で伝えていた。

診療報酬改定 医師の働き方改革を着実に
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191218-OYT1T50286/

診療報酬改定 「必要な医療」見極めを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019121802000151.html

医療報酬といわれても一般庶民にはあまり馴染みがないような言葉だと思う。病院には何年も行ったことがない私には尚更よく分からない仕組みだ。病院で請求された金額を払うだけのことでしかない。ドラッグストアで買う市販薬とは仕組みが違うのだろう。

病院で診療を受けて薬をもらったり、入院したりする場合に払う金額は定価ではなく保険料などでものすごく安くすんでいる。それはそれで素晴らしいことで、国民皆保険制度がない国からみたら、うらやましいことなのかもしれない。ただし、そのような手厚い保険制度にも弱点はあり、顕在化してきている。医師の働きすぎ問題と、あまりにも莫大な医療費で、なんとその額は43兆円だ。途方もない数字でこれからどう削減していくかは喫緊の課題といえる。なにせこれから高齢化社会が一層進む。激務が当たり前で報酬も少ないとなると医者のなり手は減り、現役の医師にしわ寄せがいく。それにもっと重要なことは高齢者ほど医療費がかかるということだ。18年度の医療費データで75歳未満で22万円、75歳以上で94万円と跳ね上がってくる。

診療報酬を少し調整したくらいで何か変わるのか。ほんの少し報酬が増えたから医者になろう、あえて激務とされる病院に勤めようとなるとは到底思えない。医療費を下げるなら簡単な診療や風邪薬程度は保険適用外にするなどしてもいいように思う。重大な症状があるときにだけ病院にいき、普段は予防に努める。働き方改革も本当の意味で進めば健康な人は増えるだろう。国民の心構えも必要だ。