ほころぶ、自動ブレーキを考える

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▽クルマは多くの人の生活において必需品になった。東京など大都市に住んでいれば公共交通機関が張り巡らされているのであまりクルマを運転する機会はないかもしれない。若者のクルマ離れというのも言われているけど、一方でクルマがなければ生活できない人々はいる。電車もバスもない地方や高齢者にはクルマがなければ生活は成り立たないだろう。網の目のように公共交通機関が張り巡らされれば自分で運転する必要もないのかもしれないが、クルマが普及することで採算が取れず空白地帯は増えていった。多くの人が利用するなら復活、再整備もあるのだろうけど人口減少社会になり各地の路線はさらに縮小傾向にある。必然的に高齢で運転が覚束なくなってもクルマを自分で運転しなければいけない。高齢者が悲劇的な事故を起こすケースが多くなってきている。

自動ブレーキ義務化へ 新型車対象、21年度にも―政府
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112700464

既に社会問題というほどで、政府も対策に乗り出した。それが衝突被害軽減ブレーキ、いわゆる自動ブレーキの取り付け義務化である。これで歩行者や自動車同士での衝突がなくなれば素晴らしいことだ。国際基準は40km走行して停車している車にぶつからない、60km走行時に前方を20kmで走行する車にぶつからない、30kmで走行中5kmで横切る歩行者にぶつからない、となっている。

これはこれで効果はあるのだろうけど、当然すべての衝突を回避できるわけではない。速度が出すぎていれば自動ブレーキは効かないし、状況によって作動しないこともある。逆走や踏み間違えなどは別の対策が必要だ。高齢者の免許返納、その後の移動手段など課題は山ほどある。

私の提案としては前から言っているクルマではなくスーパーカブにでも乗り換えれば他人を巻き込む重大な事故は減らせるし(運転者は別の話)、環境にも良く、マニュアル操作はボケ防止にもなるかもしれない。もしくは何でも自動にするのではなくあえてマニュアルにするのも1つの手ではないか。簡単な操作で運転できないなら必然的に乗らなくなる。いろいろ考えてみても完全自動運転が実現すれば何も問題ないのかもしれないが。

「ほころぶ」
https://hokorobu.blogspot.com/