空点描、天皇と天皇制について考える

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▽文化放送を聞いていると天皇についての話をしていた。なかなか興味深い内容だったの少し触れたい。話していたのはちきりんさん。かつてTOKYOFMのタイムラインでパーソナリティをしていたのを聞いていたので懐かしい。

まず女性天皇を認めるのか認めないのか。男性の天皇候補がいなくなるという事態は今の所ないけれど、次の世代、次の次の世代となると分からない。誰もいなくなってしまったらどうするのか。現代においては側室という概念はないし、皇族の数も限られている。晩婚化、少子化、未婚という世の中の傾向も無視できない。今のうちに議論しておかなければいけない課題だ。

私の意見としては時代に即して変えていけばいいと思う。古来からの決まりごとがあるのは分かるけど途絶えてしまっては意味がない。もっといえば政府や国民が決めるのではなく、皇族であったり関係者で決めていただければいい。

女性天皇を容認する意見として女性差別というものがある。確かに現代において女性だからといってある地位につけないというのは問題だ。けれど、そもそも天皇の一族しか天皇になれないというのも差別的ではないか。女性天皇を認めない場合、いくつかの選択肢があり、例えば旧皇族の復帰、旧皇族の子息を養子にする、愛子さまの結婚相手を旧皇族から選ぶ、など。

世の中には天皇であったり天皇制について議論を避ける傾向がある。たびたび天皇や皇族からあり方について投げかけられているけど議論は進まない。ラジオでは前の天皇が生前退位を発表してから現天皇が即位するまでが考える期間だったと指摘していた。私としてはあいちトリエンナーレでの表現の不自由展の騒動が天皇についての議論にまで発展すべきだったと思っている。アート的な素養が国民にないのか、議論を避けていたのか分からないけど、表現のあり方だけに終始してしまったのはとても残念だ。

私は天皇という存在を否定はしない。けれど、象徴天皇制というのは政府や我々国民が押し付けている気がしている。本来の立場的には先ほど訪日していたローマ教皇に近いのではなかろうか。宮中祭祀を国費で賄うのはどうかというお話も出ていた。明らかに宗教的な行事であるし、神道は宗教ではないなどという詭弁が通じる世の中ではない。政教分離もそうだし、人権という観点からも超法規的な存在は民主主義が成熟した社会において相応しいのかも疑問に感じる。

勝手なことを言っているけど様々な意見、議論の上で時代にあった天皇像を国民の総意として模索していくべきだろうと私は思う。