ほころぶ、アメリカのパリ協定離脱について

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▽アメリカのトランプ大統領が気候変動への国際的な取り組みであるパリ協定からの離脱を宣言した。これはとてつもなく傲慢で国際協調を無視した暴挙だといえる。さすが自国アメリカのことしか考えていないトランプ大統領というところか。このパリ協定には世界各国、188の国が参加していて(187カ国、196カ国という話も)ほとんど唯一、例外的にアメリカが離脱することになった。

地球温暖化、気候変動が地球規模で大きな問題になってきている現在、すべての国が対策をとり協調することが必須だといえる。その取り組みに背を向けたアメリカが去ることで何が起きるのか。アメリカの動きに追随する国があっては非常にまずい。ただこのような動きが出来るのはアメリカが超大国で軍事力も経済力もあらゆる面で他の国を圧倒しているからだ。日本がもし離脱でもすれば国際非難に耐えられないだろう。とはいえ足並みを乱すことは間違いない。

大きな問題はアメリカが経済大国であり多くの二酸化炭素を排出していることだ。世界の排出量の15%を占め、世界第2位の排出国であるアメリカが好き勝手やってしまえばパリ協定での目標に狂いが生じてしまう可能性がある。なぜ離脱するのかを考えれば自国の経済を優先しているからだろう。ただでさえ落ち込む景気に温暖化、気候対策は悪影響になりかねない。ライバルである中国が協定を守っておらず不公平だと考えているふしもある。

救いなのは正式な離脱は来年の大統領選の後ということだ。もしもトランプが再選せず民主党の候補が大統領になれば離脱はおそらく回避される。アメリカ国民の良識に委ねたいが、トランプ大統領を生んだのもアメリカ国民であることに変わりはない。日本も菅官房長官の残念だ、なんていう言葉だけでなくもっと非難すべきだろう。世界のすべての国々が環境問題へ足並みを揃えることを望む。

「ほころぶ」
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