武蔵野点描、脱プラスチックな取り組み

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▽脱プラスチックの動きが加速している。一時的なブームなのか、本気で今後も取り組んでいくのか見極めなければいけないけど、企業の取り組みも、消費者の意識の変化も歓迎したい。あらたにコンビニエンスストア大手のセブンイレブンが脱プラスチックの取り組みを発表した。

おにぎり包装、植物性プラに切り替え…セブン―イレブン
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190624-OYT1T50129/

通常のプラスチックから植物性のプラスチック包装に7月にも切り替えるそう。企業としてパーフェクトな選択で他のコンビニ各社も見習ってほしい。と思ったけれど、よくよく記事を読んでみると少し違和感が出てくる。どうやら植物性のプラスチックだけで作られているわけではなく、石油由来のプラスチックの使用割合を減らしているだけらしい。記事の中にはその割合の数字は書かれていないし、タイトルだけ見ると完全に切り替えるような印象を受ける。別の記事を見ると植物性プラスチックの配合割合は非公表と書かれていた。とはいえ年間で260トンのプラスチック使用量が減り、二酸化炭素の排出量も403トン減らせる。他の商品も含めて、完全植物由来のプラスチックに変更できたら相当なインパクトになるはずだ。実現可能かは分からないけれどそこまで期待したい。

▽もう一つ、企業の新たな取り組みが発表された。居酒屋などを手がけているワタミがプラスチック製のストローを廃止するとのこと。

「和民」「坐・和民」全店で、竹ストローを導入へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000166.000009215&g=prt

代用されるのは竹のストローということで、セブンイレブンの包装と同じで植物性の素材ということになる。ここにも何かカラクリが隠されているのではないか?記事によるとそういうことはなく間伐材の竹のみを原料としているらしい。当然竹のみなので簡単に、数ヶ月で土に還る。工場での加工が必要になるのだろうけどよい取り組みだと思う。
が、居酒屋でストローを使用するのはソフトドリンクくらいなのでそれほど需要はない。それもソフトドリンクの注文があって、ストローを使いたいと言われたら提供するとのことで一日に数本の利用にとどまるはずだ。これがドトールやスターバックスのようなカフェ業態だと相当なインパクトになるけど、居酒屋では少し弱く感じる。おそらく竹のストローは通常のストローよりコストが相当高い。居酒屋くらいじゃないと採算にあわないのではなかろうか。スターバックスだとストローを使わなくてすむカップを導入したりしているので、他の飲食チェーンも工夫が必要だ。
居酒屋という業態だとプラスチックの削減よりは食品ロスの問題への取り組みを積極的に進めてもらいたいが、ワタミは環境に配慮したエコファースト企業に認定されているそうなので今後の多様な取り組みを注視したい。


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