ほころぶ、たぬきときつねとうさぎと猫

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真夜中に散歩をしていた。
こう書くと少し背徳な感じがする。
暗闇の中、人気のない町を歩くのは嫌いではない。
何かに遭遇するとしたら真夜中だろう。
散歩途中、下り坂を降り、T字路に差し掛かった。
見通しが悪いのでカーブミラーが設置してある。
静まり返っているし、歩きなのだから別に気にすることはない。
ふとカーブミラーに目をやった。
黒い何かがいる。
暗闇の中でそれはさらに黒いので目立つ。
T字路を曲がると一瞬目が合う。
こちらに気付いたそれは勢いよく動きだした。
素早い動きに私もたじろぐ。
草むらに走り去るのは、たぬき。
魔な存在でなかったのが少し残念である。
最近はあまりたぬきに出会うことはない。
夜行性だし警戒心の強い動物というのはあるけど、たぬきにとって今の町は暮らしにくい環境だ。
何か申し訳なくなってくる。
人間は基本的に自分たちの暮らしのことしか考えていない。
まあ、私がたぬきのことを考えろと吠えたところで頭おかしいと思われて終わりだ。
とはいえ、先日も書いたけどペットを大事にできるなら野生の動物のことも考えられないだろうか。
たぬきもそうだけど、きつねの目撃情報なんてもうほとんどない。
西武園のゴルフ場の中にきつねがいたということは聞いたことがある。
ゴルフ場というのも環境を破壊して作られるものだけど、コンクリートよりはマシだということだろう。


「ニャンともフェスティバル」〜NO NECO NO LIFE〜
https://www.wwf.or.jp/event/other/3812.html

WWFでこんなイベントを見つけた。
奄美大島にはアマミノクロウサギという希少動物がいる。
このうさぎを捕食しているのは、猫。
人間がペットを飼うことの弊害の1つだ。
飼い猫が野生化すると生態系に大きな影響を与えてしまう。
人間にとって可愛らしい猫ばかりにかまけていてはいけない。
野生化してしまえば捕まえて殺処分するしかなくなってくる。
とても心が痛むことだ。
本当に猫が好きなら飼ってはいけないのではなかろうか。
すべての人がちゃんと管理して飼えないし、一生家の中に閉じ込めておくのも猫には幸せなのかも考えて欲しい。
去勢するのもなかなか残酷な行為である。

「ほころぶ」
https://hokorobu.blogspot.com/