オウム真理教、代表、幹部の死刑執行に思う

オウム真理教の代表、松本智津夫と元幹部の7人に死刑が執行された。
大きな事件を引き起こした集団なので多くの人は納得しているのではないだろうか。
坂本弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件など。
29人を殺害、6000人以上に被害を与えた戦後史に残る凶悪事件だ。
あらためて事件を振り返ると、とんでもない集団だったことが分かる。



事件からは20年以上の月日が経っているのでリアルタイムに接していない人も多い。
それでも、知らない人はいないのではなかろうか。
私としては地元である所沢に逃亡犯が潜伏していたので強い印象が残っている。
これだけの被害者を出したのだから死刑は当然だ。
現在の日本の風潮だと死刑に対して異論はそれほど出ていないと思う。
感情としては理解できるし否定はしたくない。
きっと私も身近な人が殺されたら犯人を殺したい衝動に駆られるだろう。
何せそのへんにゴミをポイ捨てする人間にも殺意が湧くくらいだ。
死刑にすれば解決するのか。
おそらく何も変わらない。
心理的に晴れやかになるはずもなく、生涯において爪痕を残す。
じゃあ、死刑ではなく過酷な労働を課し、死ぬまでこき使うのはどうだろう。
やはり同じことに思える。
そういえば、先日こんな漫画を読んだ。
医者の主人公は娘を暴行され殺されてしまう。
彼は復讐を決意し実行する。
眼球を取り出し、性器を切り取り、云々。
そして彼はシリアルキラーとして生きてゆく。
恐ろしいストーリーだけど、人間が壊れるのは簡単なことだ。
殺人犯も壊れているのだろう。
被害者家族に犯人を直接なぶり殺す権利が与えられても、やはり心の解決はない。
もう事件が起きてしまっては遅いのだ。
凶悪な事件が起きないような社会づくりをしていきましょう。
そんなありきたりでバカバカしいことだけどそれしかないような気がする。
死刑の是非について考えたい。
結論からいうと私は死刑は反対だ。

○根本的な解決にならない
○誤審や冤罪の可能性
○死刑を執行する人間の問題

国際社会の流れ、野蛮ということも言えるかもしれない。
社会を揺るがした大きな事件の一つの帰結。
この機会に議論が進むことを期待する。