蛾点描

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昨日、夏目漱石のこころについて書いた。
書いている時はまだ読み終えていなくて、全体の5分の4くらい。
あまり刺さらなかった的に書いてしまったけど大きな間違いだった。
大事なのは最後の最後。
2日続けて同じ小説をネタにするのも気が引けるけど仕方ない。
とはいえ、結末は何となく知っていた。
一度読んだことあるからね。
それも昨日の時点で分かっていたのだけど、新鮮な気持ちで引き込まれてしまった。
その後どうなったかも気になってしまうけどすぱっと終わるのがいいんでしょう。
正直、読了感はあまり心地よくはない。
タイトルにもある「こころ」の有り様を問うてくる。
単純な善悪や正解不正解ではないし道徳観を押し付けるものでもない。
不親切といえば不親切だ。
何ら人生訓を示してはくれないのだから。
いや、世の中には弱い人間や悪い人間がいると教えているのかもしれない。
騙すことや騙されることの愚かさ、強くなれ、自殺はするな。
そんなことを言いたいのかしら。
考え出すといよいよ分からなくなってくる。
奥深い何かがありそうだけど単純に物語を楽しむのが正解かもしれない。
私があらためて思うのは、人間いろんな人がいていろんなことを抱え込んでいるということかな。
当たり前だけど。